ふつうってなんじゃ?

日常のハテナと日々の暮らしを綴るブログです。

4月始めの電車の中

お題「就活」

こんにちは、黒ねこです。もう桜も咲き始め、肌寒さも落ち着いてきましたね。4月始めには、希望に胸を膨らませる新成人たちが新しいスーツを着て、社会人一年目を華やかにスタートさせます。いつもの同じ時間、同じ電車に乗っているのにも関わらず、この月だけは、ちょっと車内の雰囲気が違います。それは、新成人のピンク色の声。微笑ましく見ていられたらいいのですが、なぜか斜め45度捻くれた視点で見てしまいます。

「そんなに社会人甘くないぜ!舐めんなょ!」

と心の中で悪態ついてる自分がまた歳をとったなと感じます。これは、一種のひがみなのかもしれません。わたしは、リーマンショック以降、正社員になれたことがありません。今の時代、いいところに就職したら一生安泰という時代ではありませんが、そうは言っても非正規雇用者と比べると明らかに正規雇用者のほうが好待遇です。いつ非正規雇用というその不安定な領域に、滑落してしまうかもわかりません。今は誰もがサバイバルをしないと生き残れない時代。そのなかでも就活は、良いスタートをきれるかどうかの最も重要なミッションです。学生にとっては、一生の中でもかなりプレッシャーのかかることではないでしょうか。ですがうまく就職できたからと言って、まだ安心はできません。社会に出てどんなモンスターたちが待ち構えているかわからないからです。まだ右も左もわからない若者が、闘っていかなければいけないのは、会社、上司、同僚などさまざま…。

4月始めの電車の中。毎年毎年、そんな新成人を疎ましくも、羨ましくも思い、心の中でエールを送っています。淀んだ会社の雰囲気を新風で洗い流して貰いたいと切に願います。


ま、気楽に行こう!