ワールドビジネスサテライト、最新冷蔵庫を比較!
消費者の生活スタイルも変わり、共働きが増えているといわれる。その背景に合わせて、家電業界もニーズに合わせた冷蔵庫の開発に力を入れているようだ。今まで小型タイプの冷蔵庫が普及していたが、大型冷蔵庫の需要が高まっているという。
WBS の家電量販店でのインタビューによると・・・
「冷凍室が充実しているものがほしい」
「平日買い物にいけない」
「まとめ買いをしたい」
など、忙しい主婦が増えているということも大型冷蔵庫の需要があるひとつのようだ。
日本メーカーではさまざまな機能で冷蔵庫の差別化を図っている。タッチ式の自動ドアを採用したものや、食材の使い忘れがないよう、野菜を奥にしまっても忘れない構造など、メーカーごとに工夫を凝らした商品が目を引く。そこでそれぞれの冷蔵庫の特徴を比較してみた。
<三菱電機>
野菜室に LED を搭載。保存中に減ってしまいがちなビタミン C を逆に増やす目から鱗の新発想!
LED ライトをあてることで、光合成を増やしビタミン C を通常の23%アップに成功。自然界の日光の1日のサイクルに合わせた機能。赤、緑、青の LED で、それぞれ日中の状態と夜の状態を再現できるという。
キャベツで比較してみると、白っぽくなりがちな芯の部分も緑いろに鮮度が保たれているように見える。
◆ 想定価格(税別)
27万円前後~43万円前後
<日立製作所>
タッチ式のドアを採用。野菜室丸ごとプラチナ触媒を搭載。エチレンを分解し、鮮度を保つ。
プラチナ触媒とは?
エチレンガスやにおい成分を分解することで、炭酸ガスを高める。そうすることで、野菜に呼吸をさせないため、栄養素の消費を抑え野菜を長持ちさせるようです。
◆ 想定価格
22 万円代~
<パナソニック>
100%引き出せる!奥にしまった野菜も使い忘れなし。
野菜室を真ん中にレイアウトし、さらに冷蔵庫の高さも日本人女性が最も使いやすい、床上 88cm に設定することで使いやすくなっているという。
◆ 想定価格
約 20 万~
<シャープ>
畜電池と連携した冷蔵庫。
停電モードを5秒間雄と、3つの個室192リットルのみが運転する。
冷蔵で10日間以上、冷凍であれば4日間耐えることができるという。災害対応の冷蔵庫といえる。
◆ 想定価格
48 万円~
各社それぞれ差別化するポイントが違うが、働く女性をターゲットにしたものや、災害対策に使えるものなどそれぞれの良さがある。一番鮮度が落ちやすいものだからか、「長く新鮮に野菜が食べられるということ」が一番重要なポイントのようだった。消費者のニーズは高まりを見せている。メーカー側も時代の流れをこまめにキャッチし、リリースしていくことが求められていることを実感した。