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ふつうってなんじゃ?

日常のハテナと日々の暮らしを綴るブログです。

福島へ移住、自分の生き方をみつけた元暴走族の話

日常 テレビ

今日のノンフィクションで、18歳の時暴走族の総長をしていた男性のその後が放送されていた。わたしは気になりお昼出かける用事もなかったので見入ってしまった。

その男性は、幼い頃に母親においていかれ、それから非行に走ってしまったという。バイクが好きだった彼は、車の修理工や、建設業などで働きながら生活をしていた。暫くして、会社の人たちと訪れたキャバクラで出会った女性に一目惚れ。その彼女に猛アピールし、ほどなく同棲生活が始まったという。

その彼女は、母子家庭で育ち、料理も日頃から作っているからか、生姜焼きやお味噌汁など、ちゃっちゃっと手際よく作っていた。

彼のために美味しい料理を作って家で待っている姿は、甲斐甲斐しい女房のようだった。若干20歳の彼女は、中学を中退したというが、保険のセールスのテストで100点中99点の高得点を獲得。そんな背後の生い立ちを感じさせないほど、その彼女は聡明で終始ニコニコしている表情が印象的だった。

ある時、元暴走族の彼が、5年前の福島原発事故の放射能汚染の除去要員として福島で地域の方々と協力しながら働いた経験もあり、彼の中ではいつか福島でまた人の役に立ちたいと思うようになっていったという。

「せっかく、いい職場に就職できたのに、なぜ手放して福島に行くんだ」と周囲は心配する声が多かったという。

でも、彼の気持ちは変わらなかった。彼女も一緒に福島へ移住することに決めたのだった。

 

暴走族をしていた彼が大人になり、やっと自分の居場所をみつけた瞬間だった。一旦は、彼女との生活を考え社会保険がある安定した企業に入り直したものの、彼のやる気が勝った結果となったようだ。まだまだ福島の除染作業員は少ないという。避難をしている人がほとんどで、原発事故のことも風化してきたように思う。しかし、福島に住む人たちにとって、福島原発事故は現在進行形なのだ。

彼の意志は固い。それを支える彼女も素晴らしいと思った。学歴は関係ないのだと改めて感じた。不遇の経験をしてきても、最終的には、志と人間力で目指すものに立ち向かえるのだと勇気をもらった。